プロペシアはAGAの治療薬として国内の承認を取得しています。
正式な効能、効果は「男性における男性型脱毛症の進行遅延」です。男性型脱毛症と言うのがAGAのことを指しています。
男性型脱毛症は男性ホルモンの作用によって頭頂部や生え際の髪の発育が短いサイクルとなり十分に育つ前に抜け落ちてしまう症状です。
その進行を遅らせることによって発毛のサイクルを正常に近づけることができます。

プロペシアを1日1錠経口で投与することで、主成分であるフィナステリドが還元酵素を抑制することとなり、原因となる男性ホルモンが生成されることを阻害することができます。
発育が正常なサイクルになると毛髪が十分な長さ、太さになるまで抜け落ちることがないため薄毛や抜け毛になりません。

プロペシアは、男性用であり女性の薄毛には使用することができません。
女性の場合はFAGAとして少しパターンが異なります。特に妊婦や授乳中の女性が誤飲しないように注意が必要となります。
これは男の子の胎児に成分が入ってしまうことで生殖器の正常な発育に影響を与える恐れがあることから禁忌とされています。
抜け毛が気になるからと言って女性に渡したりすることは避けましょう。

プロペシアを使った治療は基本的に6ヶ月が必要とされています、稀に3ヶ月で効果が確認されることもありますが、効果を持続させるためには6ヶ月間連日飲み続けることが重要です。
もし、6ヶ月を経過しても効果が確認できない場合には、AGAではない脱毛か薬が効かない恐れがあります。
投与を中止して、継続するか医師と相談しましょう。

効果を確認するために行われた臨床試験では0.2mgの錠剤も1.0mgの錠剤も同様に脱毛症の進行を遅延させる効果が確認できました。
多くの脱毛症に悩む男性に効果があるとされていますが、同じように副作用の恐れも否定できません。
投薬を続ける時には医師の注意をよく聞き、異常が見られたらすぐに医療機関を受診しましょう。

プロペシアの副作用と併用禁忌

男性型脱毛症に効果が高いとされるプロペシアですが、薬である以上は副作用が必ずあります。
主なものとしては肝機能の障害です。だいたい0.2%の割合で発現すると言われています。
主な症状としては肝機能を示す数値の異常です。ガンマGTPやAST値などが上昇することがあります。
これの数値の異常は自覚することは難しいため血液検査を行う必要があります。
投薬中に検査を行って数値に異常があれば医師と相談して継続するか判断を仰ぎましょう。健康を害してまで継続することはお勧めできません。

また性欲の減退も同じような割合で確認されています。感覚的なもので個人差があるため確実に減少していると示すことができません。
ただし、飲み始めてから、その変化に気がつかれる方が多く見られています。
薄毛や抜け毛は深刻な問題ですが、子供が欲しい家庭などでは服用をしないことを検討した方が安心です。

プロペシアの添付文書には併用禁忌の記載がありません。
併用禁忌は一緒に服用することで効果が薄れたり、悪影響が考えられる薬について一緒に飲まないように注意喚起するものです。
胃酸の分泌を抑える薬やいくつかの解熱鎮痛薬などとの併用を確認しましたが特に相互作用が認められなかったと説明されています。
つまり、飲み合わせの悪い薬がないと言うことになります。

ただし、薬は肝臓で分解されて吸収されるので、肝臓に問題がある人にとっては薬を飲むこと自体が悪影響を言えます。
服用前にしっかりと検査をして問題ないことを確認しておきましょう。
他の薬と合わせて効果が高まることもあります。それが負担なるかもしれないので注意しましょう。
正しい服用方法を守ることで安心して薄毛や抜け毛のケアを行うことができます。